医薬品の安全な廃棄
医薬品の安全な廃棄について
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疾病管理予防センター(CDC)によれば、米国人の半数近くが何らかの処方薬を服用しているとのことです。必要のない医薬品を安全かつ容易に廃棄できる場所がないと、人々の健康と環境に重大なリスクをもたらします。そうした医薬品は家庭内に放置されることが多く、その結果、子供や大人、高齢者が医薬品を誤って摂取したり乱用したりするおそれが生じ、さらには、中毒、薬物依存、死亡のリスクが高まることになりかねません。不要な医薬品がゴミ箱に捨てられると、それがやがて地面に浸み込み、あるいは、トイレに流されると、その後複合化合物が除去されることなく水が供給されることも考えられます。
サンタクララ郡は2008年、こうした問題が拡大していることを認識し、不要医薬品の回収プログラムへの取り組みを開始しました。このプログラムではまず、郡の家庭系有害廃棄物回収日の不要医薬品の回収、および郡の薬局や保安官事務所への安全な回収箱13個の設置が進められました。しかし、このプログラムだけでは限界があり、医薬品の安全廃棄条例の策定へと至りました。
2015年5月19日、サンタクララ郡監督委員会において、Safe Drug Disposal Ordinance(医薬品安全廃棄条例、No. NS-517.89)が可決されました。この条例は製薬メーカーに対し、サンタクララ郡の住民からの不要医薬品の回収、運搬、廃棄への資金援助および管理を目的とする製品スチュワードシッププログラムの導入を義務付けるものです。6月23日、スチュワードシッププランを含む条例の2回目の読み上げが監督委員会で承認・採択されました。そして、この医薬品安全廃棄条例は同年7月23日に発効しました。
MED-Project(MEDプロジェクト)は製薬メーカーによって設立されたスチュワードシップ団体です。そのねらいは、アラメダ、サンマテオ、サンフランシスコ、サンタクルーズ、サンルイスオビスポ、マリン、そしてここサンタクララなどの郡をはじめ、カリフォルニア州全土でこのプログラムを実施することにあります。サンタクララ郡では現在、各地に108のキオスクが設置されています。回収施設の一覧および不要医薬品の安全な廃棄方法の詳細については、sccmeds.orgにアクセスしてください。
事業者からの医療廃棄物
医療廃棄物を排出する事業者の皆様は、Santa Clara County Medical Waste Program(サンタクララ郡医療廃棄物処理プログラム、408-918-3400)にお問い合わせいただくか、Medical Waste Management Program(医療廃棄物管理プログラム)ページをご覧ください。